妖精、と聞いたら、みんなきっと想像するものは大体同じでしょう。



蜻蛉のような薄い羽ですか?
ツンと尖った耳ですか?
アーモンドみたいな耳ですか?
三角の帽子ですか?
しわくちゃのおじいさんみたいな姿ですか?
気取った少女のような姿ですか?



それが善いものであろうとなかろうと、妖精は夢のような存在。
実際、夢だと思っている人もいるでしょうね。



ああ、私もそんな風だったら、どんなに良かっただろう。
美しく、可愛らしいものなら皆が憧れたでしょうし、
醜いもの、恐ろしいものならそれはそれで、惹かれる人もいるのです。
どちらかに偏ってさえいれば。



ああ、でも私ときたら。
全く目立たないんです。

私と同じ秋の妖精には、美しい人がたくさんいます。
だから余計に目立たないんです。



理由はわかっています。



だって私、さつまいもの妖精なんだもの。



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…というわけで、今日のお花は「サツマイモ」です。
花言葉は何と「乙女の純情」ですよ。
可愛すぎるー(>▽<)

そんな訳で、さつまいもの妖精というのが頭に浮かんだ次第。
素朴な、田舎っぽい感じの娘さんではないかと。
きちんと話を書いてみてもいいかな。
今回の話は何だか導入部分っぽいし。

他のお花と花言葉は以下の通り↓

アカンサス…「芸術」「技巧」「巧みさ」「離れない結び目」
(ギリシャの国花だそうで。素敵な言葉ばかりですね。ギリシャ神話も素敵です。これもいい話の素材になりそうだなぁ。)


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