次の日。朝のHRで噂の転入生が紹介された。
 東條清隆(とうじょうせいりゅう)と名のった彼は、はっきり言ってカッコよかった。まず背が高い。百八十は超えているだろう。そして髪は今時珍しいほどの真っ黒で、短く切り揃えているのがシャープな輪郭に良く合っている。切れ長の目も、よく通った鼻筋も、形の良い唇も、厭味なくらいの良い男だ。
 彼に並ばれると、ハンサムなはずの榊原が凡庸に見えた。
 クラス中の興味津々という不躾な視線にもたじろぐこと無く、
「よろしくお願いします」
 低いけれども良く通る声で挨拶した。
 教壇を降り、自分の席に移動するとき、一瞬僕と目が合った。
 僕はいつもの癖でほんの少し微笑んで見せたんだけど、東條はふいと視線をそらしてそのまま自席についた。
(なに? 今の?)
 僕は、自分の微笑を無視されたことが信じられず、おそるおそる斜め後方の東條の席を振り返った。東條は僕に気づいたが、訝しげに眉をひそめただけだった。
 かち――――――――――ん
 僕は、ぷいと前を向いた。

 

 僕には、大勢のファンと、その中でも顔や性格(どっちも良くないと絶対ダメ)で選んだお取り巻きが五人ほどいる。けれども、そんな僕をよしとしない奴らもいる。つまり、強烈なファンがいれば、当然アンチがいるわけで。『アンチ高原玲於奈』という存在も確かにあった。
 時期はずれの転入生がそのアンチの中核に取り込まれ、僕と対抗する派閥を作るのに、それほど時間はかからなかった。





* * *

「期末試験の結果が出ているぞ」
 誰かの声に教室がざわめく。ここ明王学園は大学までエスカレーター式で、せっかく高い倍率をかい潜って高校から入れた奴は、わざわざ外部の大学を受験したりなどしない。だから受験勉強とは縁の無い恵まれた環境なんだけれど、やはりそれなりに偏差値の高い集団だけあって、試験ごとにある順位の発表は全生徒の興味の的だ。
「玲於奈、見に行こうぜ」
 松田が僕を呼びに来る。松田も試験上位の常連だ。
「うん」


 食堂に続く、二つの校舎をつなぐ広い廊下。ここの壁に、試験結果の順位表が貼られている。僕たちが姿を現すと壁を見上げていた生徒たちが左右に退いて道を開けてくれた。いつものことだけどたくさんの視線が絡みつくように僕に注がれる。たまにうっとうしいんだけど、こうして注目を浴びるのは嫌いじゃない。微笑を絶やさないようにして、壁を見上げ、次の瞬間その微笑が凍りついた。

 自分の順位ではない、あの東條清隆の名前がトップにあるのを見て。

 ちなみに僕は学年五位だった。それはそれで狙っていたところだ。試験問題を事前に入手していたんだから、満点とってもいいんだけれど、毎回全科目手に入るわけじゃないから、ある程度自分の力だけでもキープできるポジションを押さえておく。姑息だけれど一番楽な方法をとらせてもらっている。
(だから、僕が五位なのはどうでもいいとして、なんでアイツが一番なんだっ!)
 今まで、自分の上にいる奴ってのはビンゾコ眼鏡の勉強オタクか、気の毒なほど不細工な奴で、そこそこ顔も良くて頭もいい松田のようなのは、僕の取り巻きになっている。
 だから、僕としては勝手に作った総合評価で『自分が一番』なんて思っていたのに。


 これじゃ、総合NO.1は東條じゃん。


(いや、なんの総合だか良くわかんないけど、顔と頭と運動神経? そういや、運動神経では既に負けてた……)
 思わず混乱する僕の耳に、ザワッと他の生徒がざわめくのが聞こえた。ふと振り向くと東條がやって来ていた。まわりに、アンチ玲於奈の連中を引き連れて。
 僕の時と同じように、左右に人が退いて道が開ける。東條は自分の名前だけ確認すると、それ以上は興味無さそうに踵を返した。
「すごぉい。東條君一番だったね」
「ああ」
「来たばっかりなのに、本当にすごいよ」
 東條のお取り巻きは、自分の順位も確認せず金魚の糞のように後ろを付いて行く。そのとき、一番後ろにいた坂咲という奴が、僕の方を見てクッと笑った。
(なっ?!)
 僕は心の中で絶叫した。
(何だよ。今のは―――――――――――――――っ!)
 けれども表面にそれを出すほど、僕の猫かぶりは半端じゃない。
「松田君も、今回いつも以上に良かったね」
 松田をネタにニッコリ微笑んで、僕を見つめる他の生徒たちにも、このエンジェルスマイルを刻み込んでおく。
 無性に、そうしたかった。
「あ、いやあ」
 例によって赤くなって照れている松田を促して、その場を立ち去る。
(東條清隆……)
 その場にいた全ての生徒に僕の天使の微笑みは刻み込まれたはずだけれど、僕の頭には、別の男が刻み込まれてしまった。
 東條清隆。





「んんっ、やあ、やだっ」
「玲於奈……」
「もう……先生の、えっち」
「エッチな身体なのは、玲於奈だろう?」
「あん……」
 今日の場所は視聴覚教室。防音効果もバッチリだ。
「休みになったら、会えなくなるから、ずっと忘れられないように……」
 そう囁いて榊原が、僕の胸をきつく吸い上げる。
「んんっ」
 白い肌に紅い痣がつく。
 普段は体育の授業もあるし、キスマークは付けないよう頼んでいるけれど、こういう長い休みの前はヤツも遠慮しない。
 家でも裸になることの多い夏休みなんかは困ってしまったんだけど、今回は冬だし、よっぽどのことがなけりゃ裸体を人目に曝すことは無いから良しとしよう。それに、きつく吸われるたびにゾクゾクと背中を駆け抜けるこの感覚は嫌いじゃない。榊原の言うように、僕の身体はすっかり『エッチな』それになっていた。


「冬休み、うちに泊まりに来ないか?」
 榊原が、情事の終わったあと、僕を抱きしめながら言う。
「え?」
 僕は、まだ陶然としたまま、ぼんやりと榊原の顔を見返して、ゆっくり首を振った。
「ダメですよ。うち、厳しくて外泊禁止なんです」
「玲於奈」
 本当は、うちはそれほど厳しくない。言えば外泊だってオッケーだろう。でも、僕はプライベートでまで榊原と付き合う気はさらさら無かった。
「それに、外で会っているの、誰かに見つかったら、マズイでしょ」
「……そうだな」
 榊原は溜め息をつく。そう、それでいい。警察官とか教師とか、世間体を気にしてくれて、それなりの常識と理性のある人を相手にしているのは、そういうこと。
 いくら僕にメロメロになったからって、開き直られたり、包丁出して大騒ぎしたりするような人じゃ困るよ。



 二学期の終業式。
 通知表を受け取ったら、これで全て終り。これから約三週間の冬休みだ。
「東條君、通知表見せて」
 坂咲が甘えた声を出している。ヘタクソ。計算して思い切り間違っているようで、聞いているこっちが恥ずかしい。案の定、東條は困った顔をしている。
「いいでしょう。僕のも見せるから」
(馬鹿か、坂咲。誰が、てめえの通知表見たいかよ)
 内心突っ込んだ瞬間、東條と目が合った。
 僕は、慌てて目を逸らした。
(びっくりした)
 転入してきてから、僕は一度も東條と口を利いていない。
 東條はあっという間に僕とは仲の悪い集団に取り囲まれて、派閥の雄になってしまったから、僕の取り巻きたちも東條のことを嫌っていた。自然、僕のグループと東條のグループの間には距離ができるというわけ。
 僕としては、転入生などどうでもいいはずだったけれど、何故か東條のことを目で追うことが多くなっていた。やっぱり、あれか。総合NO.1(いや、僕が勝手に作ったんだけど)の座を奪われた気がしたからだろう。






* * *

 冬休み。僕は、休み中遊ぶためのゲームソフトを買いに出た。松田や渡辺たちからスキーやその他色々な誘いを受けたけれど、いつものように全部断っている。休みの間くらい、被っている巨大な猫をおろさせて欲しい。
 ロールプレイングの大作にしようと思っていたのに、ついついまた、いつもやっているシリーズの最新作にしてしまった。
『戦国の野望[』
 戦国時代の武将になって、部下を上手に使いながら他国を侵略して、最後に全国統一を果たすという、ただそれだけのゲーム。なのに、僕は妙にこれが好きでTからZまで持っている。たぶん母親は、僕が何年も同じゲームをしていると思っているだろう。
 会計を済ませて、外に出ようとしたとき、入り口にあったゲームに気をとられて足を止めたら、後ろから来ていた人が僕にぶつかった。
「あっ」
「あ、すみません」
 振り向いて、驚いた。
「高原?」
「東條…くん」
 東條清隆だった。
 しばらくの間、僕たちは黙って見詰め合っていた。
 僕たちの後から外に出ようとした人が、迷惑そうに尖った声を出す。
「すいませんっ」
「あ」
 東條は、慌てて僕の腕を掴んで、店の外に連れ出した。東條の手にも、その店の紙袋が握られていて、ゲームソフトを買ったらしいことが判った。
「今日は、独りなんだな」
 東條が言う。
「東條君こそ」
 あ、厭味に聞こえた?
 東條はクスッと笑って、僕の手元を覗き込んだ。
「何、買ったんだ」
「え?『戦国の野望』の新しいやつ。東條君は?」
 しまった。普段はそんなにペラペラと自分の買い物まで話す僕じゃないのに。こんなところで偶然会ったという驚きと、東條が笑いかけるから、ついつい気安く応えてしまった。
「俺は、『闘魂伝』の新しいやつ」
 そう言って、わざわざ紙袋を開いて見せてくれた。
 格闘系のゲームだ。
「へえ、やったことないや」
 僕が何の気なしに言うと、
「じゃ、うちでやれよ。この近くだから、うち」
 はあ?
 何でそうなるの?!
 僕は、やったこと無いって言っただけで、やりたいとか一言も言ってないだろ?
「高原、自転車?」
「ううん。バスで……」
「うち、歩きで行けるから」
 そう言って、東條は歩き始めた。
 僕は、何故か後ろから付いて歩いている。
 なんで?
 断ればいいじゃないか。いつものように『ごめん、このあと用事があるんだ』とか言って。
 けれど、僕は自分でも訳のわからないまま、東條の後ろをついて行った。

 僕が後ろを歩くので、東條が歩調を緩めた。自然、並んで歩くことになった。
「俺、高原に聞きたいことあったんだ」
 唐突に、東條が言う。
「え?」
 驚いて見上げると、東條はほんの少し困ったような顔をした。
 前を向いたまま、ぽつりぽつりと言う。
「古い話で何だけど、俺が転校してきた日、高原、何か怒ってただろ?」
「怒って……?」
 って、あれか? 僕の微笑を無視したって、あの時か?
 僕が黙っていると、東條は仕方なさそうに言葉を続けた。
「いや、その……その直前は、怒ってなかった、と思う。その……笑ってくれたし」
「…………」
「でも、その後、ぷいって、怒ってた……と思う」
「…………」
 そうだよ。僕のハートゲッチュの微笑を知らん顔するから、僕は確かに怒っていたよ。
「俺、何かしたか? あのとき」
「…………」
 したかどうかってきかれても、僕が一方的にプライドを傷つけられていただけなんだけどね。まさか、そんなこと言えないし。本人には全く自覚無さそうだし。
「なあ」
「そんなこと、気にしてたの?」
 しょうがないから、逆質問攻め。
「そりゃ、転校早々、いきなり嫌われたりしたら、気になるだろ」
「別に、嫌ってないよ」
 好きとも嫌いとも、考えたことも無い。
「へえ」
 東條は何故か、嬉しそうな顔をした。
「いつもお取り巻きに囲まれて俺のこと睨んでるから、てっきり嫌われてんだと思ってた」
「に?!……睨んでなんか、ないだろっ」
 何でこの僕が。
「睨んでなかった?」
「睨んでないっ」
 そりゃたまに、視線で追うことはあったけど。そして、目が合った瞬間、ぷいっと逸らすこともあったけど。
 でもでもでも―――――――。
「そっか。気のせいだったんなら……良かった」
「うん」
 絶対、睨んでいたつもりは無い。
 こうやって、誤解って生まれるんだな。だったらあの日、東條が目を逸らしたのも、訝しげに僕を見たような気がしたのも、そういう僕の誤解だったのかな。わかんないけど。

「聞けて良かった。理由(わけ)聞こうにも、お前、いっつも松田たちに囲まれていて、近づけなかったし」
『お前』―――? 僕のことをお前って呼ぶやつ、中学以来かも。
なんだか、胸がザワザワした。
「あ、ここ、俺んち」
 見ると、昔からあるお屋敷のような立派な日本家屋。木戸を開けて入ると、広い庭園があった。
「すごいね」
 庭を見て言うと
「爺ちゃん、婆ちゃんの趣味が庭いじりなんだよ。家、古いから驚くなよ」
 そう言って、僕を玄関に案内した。
「ただいま」
 東條が言うと、奥から小さいお婆さんが出てきた。ニコニコして優しそうな感じだ。
「あら、お友達?」
「ああ、部屋にあげるよ」
「どうぞどうぞ。清隆がお友達連れてくるの、初めてだわねぇ」
 お婆さんが僕に向かって頭を下げる。僕も慌ててペコリと頭を下げた。
「いいから、婆ちゃん寝てろよ。動き回ってると、また腰悪くするぞ」
「はいはい。冷蔵庫にお菓子入ってるから、食べなさいよ」
「ああ」
 東條は、僕の背中を押すようにして、ずんずんと奥に連れて行く。
 庭に面した長い廊下を歩いた突き当たりに、東條の部屋があった。
十二畳の和室。
「広いね」
「何も無いからな」
 確かに部屋の中には、クローゼットとデスクトップパソコン、本棚、そしてテレビと小さなコタツしかなかった。
 余計なものが何も無い。
 でも、独りで過ごすには、十分なものが揃っていて、何となく落ち着ける。
「解説書、読んどけよ」
 東條は、買ってきたばかりのゲームの封を開けると、中から解説書を抜き出して僕に渡して、さっさとゲーム機にセットした。
「コーラとオレンジジュースどっちがいい?」
 東條が訊くので
「あ、オレンジジュース」
 と、応えたら、何故かクスッと笑って
「オッケー」
 と、部屋を出て行った。
(なんだ? 何かおかしかったか?)
 とりあえず渡されたゲームの解説を読むが、さっぱりわからない。
 今まで、こういう格闘系のゲームはやったことが無いんだから。


「じゃ、やって見せるから」
 コントローラーの一つを持って、東條がコンピューターと対戦をする。
 僕はオレンジジュースを飲みながら、呆然とそれを見た。
 早いし、強い。
 You Win ―――――画面に映る大文字。
 東條の選んだケインとかいうキャラは、あっという間に相手を倒して、勝利のポーズを決めている。
「ほら、やってみろよ」
「ううん、僕は……」
「大丈夫だよ、最初は一番弱いレベルでやるから」
「う」
 しぶしぶコントローラーを握る。
「このボタン連打するだけでも技でるぜ。あと、ダメージくらったらこれをカチャカチャ動かすこと」
「はい」
 何やってんだ、自分。
 でも、東條が嬉しそうに教えてくれるので、仕方なく付き合った。

 You Lose

 あっという間に、負けた。
「う……」
 僕は悔しくて、唇を噛んだ。
「やっぱり、必殺技を覚えた方がいいな」
 東條が笑う。何がおかしいんだよ。やっぱり僕は、こういうゲームは苦手だ。
 上目遣いに睨んだら、東條は僕の頭をぽんぽんと二回叩いた。
「ドンマイ、結構、粘ってたぜ」
 その瞳があんまり優しかったから、なんだか頬に血が上った。
「必殺技教えてやるよ。コントローラーの動かし方にコツがあるんだ」
 僕から、コントローラーを取り上げて左右のバーとボタンを器用に動かす。すると、画面のキャラが派手なポーズをとって、激しく拳を打ち出し、画面いっぱいに光が飛んだ。相手のキャラが吹き飛ばされて、パワーゲージがあっという間にゼロになった。
「すご……」
 単純に驚いたら、東條は僕にコントローラーを返して握らせた。
「この順番にボタンを押すんだよ。そして、そのときバーを車のギアを入れるみたいに、ボタンを押すのに合わせてタテ、ヨコ、タテって入れる」
「はあ、なるほど」
 口で言うほど簡単ではない。試しにやってみたけれど、どうもタイミングが合わずに、必殺技は出てこない。
「ちょっと、違うんだよなぁ」
 そう言って、東條は僕の後ろに回ると、背中から覆い被さるようにして僕の手の上からコントローラーを握った。
(★×▲□☆×!!)
 僕は口から心臓が出そうになった。
 だって、これって、モロ、バック攻め?
 すっかり『エッチな』身体になっている僕が過敏に反応していることを露知らず(当たり前だ、知られちゃ困る)東條は、僕の手の上から器用にバーを動かして必殺技を出した。
「あっ」
 画面に煌めく閃光に、僕の意識も一瞬、そっちに引き戻された。
「やっぱり、バーのタイミングだな。俺が動かすから、右手のボタンだけ自分でやってみろよ」
「う、うん」
『俺が』といったのに、東條は僕の左手の上から握ったままだった。
右手の上にも、しっかり東條の手が乗っている。ボタンを押すタイミングを知るためだと分かっていても、ちょっとドキドキした。
「ほらっ」
「あっ」
 必殺技が炸裂して、相手のパワーゲージがゼロになった。
「やった!」
 その瞬間、単純に嬉しかった。気持ちよかった。
「もういっぺん、やってみろよ」
「うん」
 僕たちは何度も繰り返して、最後は僕ひとりでも必殺技を出せるようになった。
「上手いじゃないか」
「ありがとう」
 振り返ると、あんまり近いところに東條の顔があって、びっくりした。
「あ」
「ごめん」
 東條も慌てて後ろに仰け反って、そしてちょっと眩しそうに目を細めた。
「……じゃ、対戦やるか?」
「え? 東條君と? 無理だよ」
 いくらなんでも、立ったばかりの赤ん坊が、走り回っている子供と戦えないだろう。例えが変だけど。
「大丈夫だよ。俺、技使わないようにするし」
 それって、ハンデってことかな。そんなんで、面白いのかな。

 そして、東條と二人でやった対戦ゲームは、予想に反してとても面白かった。ひょっとしなくても、かなり手加減してくれていたのだろうけれど(それはわからないようにしてくれたし)勝っても負けても、東條はとても嬉しそうにしていた。
 こうやって、誰かと一緒に遊ぶのって、何年ぶりだろう。
 僕は、すごく楽しかった。