1章 はじめるために
1-5Soraアプリを作成するには
Soraメニューから起動する処理を新規に作成する方法を説明します。
準備として解凍後のSoraシステムデータベースのSoraVxxxx.accdbファイルを任意のフォルダ(任意に作成します)にコピーします。コピーしたファイルの名前を任意に変更します。ここでは、Sora_Usr.accdbとします。
以下に詳細を説明します。
Soraデータベースの準備
Soraの起動
Accessの共通設定
メニュー処理を新規に作成する手順
メニュー処理を完全に削除する手順
<Soraデータベースの準備>
Soraアプリケーションを作成するための準備をします。
Soraシステムのセットアップ
Soraシステム環境
を参照してください。
開発環境の作成
新規にフォルダを作成します。Windowsの[マイコンピュータ]で作成します。ここでは、名前をC:\Sora\Usrとします。
開発の元になるデータベースをコピー
元になるSoraシステムのファイル(SoraVxxxx.accdbファイル)を開発環境にコピーします。ここでは、C:\Sora\Usr\SoraVxxxx.accdbとなります。
コピー先のファイル名を変更
コピーした開発環境のファイルの名前を任意に変更します。ここでは、C:\Sora\Usr\Sora_Usr.mdbとします。
<Soraの起動>
[Soraメニュー]
Soraシステムを起動します。Soraシステムをはじめて起動すると、[スタートアップ]画面が表示します。
Soraメニューの表示
[スタートアップ]画面で[OK]をクリックします。
Soraメニューが表示します。
<Accessの共通設定>
[スタートアップ]画面では、下記のAccessオプションを自動的に設定します。
Soraシステムの前提条件になっています。
[Accessオプション]画面の表示
Accessオプション画面を表示するには、Access[Officeボタン]-[Accessのオプション]をクリックします。
[Accessオプション]画面が開きます。
[詳細設定]タブの[編集]
[Enterキー入力後の動作]:[次のフィールド]
[方向キーの動作]:[次のフィールド]
[フィールド移動時の動作]:[フィールドの最後に移動]
[先頭/最後のフィールドでカーソルストップ]:チェック
[オブジェクトデザイナ]タブの[テーブルデザイン]
[インデックスを自動作成するフィールド]:空欄
<メニュー処理を新規に作成する手順>
メニュー処理を新規に作成する場合の大まかな手順を説明します。
Soraテーブルの作成
SoraテーブルとはAccessテーブルをSoraシステムで使用できるようにDANOフィールドを付加したテーブルです。
Accessテーブルの作成
Accessを使ってテーブルを作成します。
AccessテーブルをSoraテーブルに変換
”DANO”フィールド(データ型:オートナンバー型)を先頭に追加する。
Soraフォームの作成
Soraフォームとは、SoraシステムでSoraテーブルを表示、編集するために独自の操作性を付加したフォームです。
Accessフォームの作成
Accessを使用して、フォームのレイアウトが下記のフォームを作成します。
(データシート形式はSoraフォームとして使用できません)
単票形式
帳票形式
表形式
AccessフォームをSoraフォームに変換
Soraシステムでフォームが扱えるように、AccessフォームをSoraフォームに変換します。
Accessフォームをデザインで開きます。
リボンの[Soraツール]-[Soraシステムツール]-[デザインSoraフォーム作成]をクリックします。
ファンクションキー等が追加されます。
Soraメニューに処理を登録
Soraテーブルの準備ができたら、処理をSoraメニューに登録します。
リボンの[Soraツール]-[Soraシステムツール]-[
Soraメニュー管理
]をクリックします。
[Soraメニュー処理]画面が開き、[メニュー処理作成]をクリックします。
[メニュー処理作成]画面が開きます。
[一般業務]を選択し、[テーブル名]、[フォーム名](省略すると自動的に作成します。)を設定し、[実行]をクリックします。
Soraレポートの作成
Soraレポートとは、SoraシステムでSoraテーブルを印刷するために独自の操作性を付加したレポートです。
Accessレポートの作成
Accessを使用して、レポートを作成します。
AccessレポートをSoraレポートに変換
Soraシステムで印刷できるように、AccessレポートをSoraレポートに変換します。
Accessレポートをデザインで開きます。
リボンの[Soraツール]-[Soraシステムツール]-[デザインSoraレポート作成]をクリックします。
処理選択テーブルにSoraレポートを登録
Soraシステムの印刷メニューに表示できるように、Soraレポートを処理選択テーブルに登録します。
リボンの[Soraツール]-[Soraシステム管理]-[
Soraレポート管理
]をクリックします。
[Soraレポート管理]画面のレポート一覧で上記で作成したSoraレポートを選択します。[追加]矢印をクリックします。
検索書式の作成
任意の条件でSoraテーブルを検索したい場合に検索書式を作成します。
検索書式の作成
リボンの[Soraツール]-[Soraシステム管理]-[
検索書式管理
]をクリックします。
[検索書式処理]画面が開き、[新規作成]をクリックします。
処理選択テーブルに検索書式を登録
Soraシステムのサブメニューに表示できるように、検索書式を処理選択テーブルに登録します。
[
検索書式管理
]画面の検索書式一覧で上記で作成した検索書式を選択します。[追加]矢印をクリックします。
<メニュー処理を完全に削除する手順>
メニュー処理を完全に削除するには、作成した物(オブジェクト)を逆に削除する方法を取ります。
以下にAccessデータベースから削除する方法を述べます。(Accessデータベースから削除したオブジェクトは元に戻すことができません。削除する前に、Accessデータベースを別のフォルダーにコピーしてください。)
削除の基本は、該当の[...処理]画面を開き、削除したいオブジェクトを一覧から選択し、[検索]をクリックします。[業務検索]画面が開きどの業務で使われているオブジェクトか判ります。確認し、削除してもよいと判断した場合、[...処理]画面の[削除]をクリックします。
検索書式の削除
リボンの[Soraツール]-[Soraシステム管理]-[
検索書式管理
]をクリックします。
[検索書式処理]画面で行います。
Soraレポートの削除
リボンの[Soraツール]-[Soraシステム管理]-[
Soraレポート管理
]をクリックします。
[Soraレポート処理]画面で行います。
Soraフォームの削除
リボンの[Soraツール]-[Soraシステム管理]-[
Soraフォーム管理処理
]をクリックします。
[Soraフォーム処理]画面で行います。
Soraテーブルの削除
リボンの[Soraツール]-[Soraシステム管理]-[
Soraテーブル管理
]をクリックします。
[Soraテーブル処理]画面で行います。
Soraメニューから削除
リボンの[Soraツール]-[Soraシステム管理]-[
Soraメニュー管理
]をクリックします。
[Soraメニュー処理]画面で行います。