1章 はじめるために

1-3Soraシステム環境


Soraシステムは提供している圧縮ファイルを解凍するだけで使用することができます。ただ、システム内でデフォルトで設定しているフォルダ指定が"C:\Program Files\Sora"を基準としているため解凍後の"Sora"フォルダを"C:\Program Files"フォルダにコピーしてください。

  1. セットアップ手順
  2. デフォルトフォルダ指定
  3. 隠しオブジェクト表示
  4. オプション初期値
  5. ライブラリ参照


<セットアップ手順>
  1. ファイルの解凍
    供給している圧縮ファイル(SoraVxxxx.lzh)を適当なフォルダの下で解凍する。
  2. 解凍後フォルダ構成
    Sora\SoraVxxxx.accdb(システム本体)
        \SoraReadMe.txt            (Soraシステムリードミー)
        \Doc\Sora.htm              (マニュアル)
        \Ico\                      (アイコンファイル)
    
  3. コピー
    "Sora"フォルダ全体を"C:\Program Files"フォルダにコピーする。
  4. 起動
    解凍後のSoraVxxxx.accdbファイル(Soraシステム)をダブルクリックする。


<デフォルトフォルダ指定>
『Soraシステム』のAccessオプションのフォルダ指定は下記になっている。
  1. 既定のデータベースフォルダ
    C:\Program Files\Sora
  2. アプリケーションアイコン
    C:\Program Files\Sora\Ico\Sora.ico
『Soraシステム』のマニュアル参照フォルダはデフォルトが"C:\Program Files\Sora\Doc"になっている。


<隠しオブジェクト表示>
システム開発者は、下記の設定をしてください。Soraシステム独自のオブジェクトが表示します。
  1. Access[Officeボタン]-[Accessのオプション]-[カレントデータベース]タブ-[ナビゲーションオプション]画面-[表示オプション]の下記チェックボックスをONにしてください。
    ・隠しオブジェクトの表示
    ・システムオブジェクトの表示


<オプション初期値>
Soraシステムでは、Accessのオプションを独自に変更しています。変更内容を下記に示します。
  1. スタートアップフォーム(SoraStartUp)
    Soraシステムを始めて起動すると[スタートアップ]画面が表示します。[スタートアップ]画面では、下記のAccessオプションのチェックをONにします。
    Accessオプション画面を表示するには、Access[Officeボタン]-[Accessのオプション]をクリックします。
    1. [カレントデータベース]タブの[ナビゲーションオプション]の[隠しオブジェクトの表示]をチェックする。
    2. [カレントデータベース]タブの[ナビゲーションオプション]の[システムオブジェクトの表示]をチェックする。
    ユーザシステムを開発する場合は、[スタートアップフォーム]を起動時に表示しないようにし、上記のAccessオプションのチェックをOFFに変更してください。

    また、下記のAccessオプションをSoraのデフォルト指定として設定します。

    1. [詳細設定]タブの[表示]-[マクロデザイン]の[マクロ名]をチェックする。
    2. [詳細設定]タブの[表示]-[マクロデザイン]の[条件]をチェックする。
    3. [詳細設定]タブの[編集]-[Enterキー入力後の動作]の[次のフィールド]をチェックする。
    4. [詳細設定]タブの[編集]-[方向キーの動作]の[次のフィールド]をチェックする。
    5. [詳細設定]タブの[編集]-[フィールド移動時の動作]の[フィールドの最後に移動]をチェックする。
    6. [詳細設定]タブの[編集]-[先頭/最後のフィールドでカーソルを止める]をチェックする。
    7. [オブジェクトデザイナ]タブの[テーブルデザイン]-[インデックスを自動作成するフィールド]を空欄にする。

  2. Soraメニュー(SoraMenu)
    Soraシステムは、[Soraメニュー]から始まります。[Soraメニュー]は起動時に下記のAccessオプションを変更し、終了時に元に戻します。(マルチユーザ対応)
    1. [詳細設定]タブの[編集]-[詳細設定]の[既定の開くモード]の[共有モード]をチェック
    2. [詳細設定]タブの[編集]-[詳細設定]の[既定のレコードロック]の[編集済みレコード]をチェックする。


<ライブラリの参照>
Soraシステムで使用するライブラリーファイルは以下の通りです。
ライブラリーファイルが正しく設定されていない場合、起動時にエラーになります。以下の指示に従い[参照設定]を確認し、正しく設定されていない場合は、再度設定をしてください。
  1. Soraシステム実行中の場合、実行を停止
    Soraメニューの右上[×]をクリックし、実行を停止します。
  2. [Visual Basic]画面を表示
    リボンの[データベースツール]をクリックし、[Visual Basic]をクリックします。
  3. [参照設定]画面を表示
    [Visual Basic]画面のメニューバーの[ツール]-[参照設定]をクリックし、[参照設定]画面を表示します。
    下記のライブラリファイルが参照設定されていない場合、[参照]ボタンをクリックして指定のファイルを選択してください。
    ライブラリファイルが参照不可の表示になっている場合、チェックをはずし[参照]ボタンをクリックして指定のファイルを選択してください。
    (Access2007の場合)
    <ライブラリファイル> <場所>
    Visual Basic for Applications
    C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\VBA\VBA6\VB...
    Microsoft Access 12.0 Object Library
    C:\Program Files\Microsoft Office\Office12\MSACC.OLB
    OLE Automation
    C:\(WinSysPath)\stdole2.tlb
    Microsoft Office 12.0 Object Library
    C:\Program Files\\Common Files\Microsoft Shared\Office12\mso.dll
    Microsoft Rich Textbox Controls 6.0(SP4)
    C:\(WinSysPath)\richtx32.ocx
    Microsoft Windows Common Controls 6.0(SP6)
    C:\(WinSysPath)\MSCOMCTL.OCX
    Microsoft Office 12.0 Access databace engine Object Library
    C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\OFFICE12\ACE...
    Microsoft Visual Basic for Applications Extensibility5.3
    C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\VBA\VBA6\VB...
  4. [参照設定]画面を閉じる
    [参照設定]画面の[OK]をクリックします。
  5. Soraシステムを再起動
    Accessを終了します。
    Soraシステムを起動します。