ひろみか☆PLAZA育児なるほど辞典>第8回「発熱時のアイデア対処法」




第8回のお題 「発熱時のアイデア対処法」 

子供が発熱!!普段元気な子供がぐったりしてしまうときほど、親として心が痛むときは
ないですよね。熱を出したらお医者様に見ていただいて、指示を仰ぐのがいちばんですが
ここでは、発熱時の家庭でのケアの仕方をいろいろご紹介したいと思います。

暖めすぎないで!
大人が発熱したら、いつもより布団を多くかけて、とにかく暖めて汗をかいてなおす!
という方法が一般的ですが、こどもは大人のように上手に汗をかけません。そのため、
大人と同じように暖めてしまうと、体内に熱がこもってしまい、かえって悪化させる
ことにもなってしまいます。熱の出始めで震えているようなときは別ですが、
熱の出ている間は、いつもと同じか一枚薄いぐらいのお布団にしてあげてくださいね。

坐薬の使い過ぎに注意!
子供の発熱でお医者様にかかると、熱を下げるための坐薬を処方されることが多いと思います。
この坐薬、子供の体重に見合った量を使うのはもちろんですが、お医者様に指示された
時間の間隔をしっかり守りましょう。坐薬は、入れるとだんだんに効果が現れてきますが
一度下がるのに1時間ぐらいかかるときもあります。それなのに「効いていないみたい」と
坐薬を追加してつかってしまうと、今度は熱が下がりすぎてしまうことも!!
39度の熱があるからと坐薬を入れて、38度ちょっとにしか下がらないので2〜3時間後に
次の坐薬をいれてしまい、そしたら子供がすごく楽そうに寝てしまったので、親も安心して
いっしょにうたた寝していたら、気がついたら子供がなんだか変!?測ってみたらなんと
35度台にまで下がってしまっていた!という、笑えない実話もあります。
坐薬はあくまで熱を下げるための薬であって、発熱の原因を治す薬ではありませんよね。
普段なら「まさか私はしないだろう」と思うようなことでも、かわいい我が子の一大事には
案外気が動転してしまうものです。坐薬を入れても熱があがっていく一方だ!という場合は
もう一回坐薬を入れる前に、お医者様に指示を仰ぎましょう!!

頭を冷やそうとすると嫌がっちゃう!
今は「熱さましシート」という種類の、おでこにぺたりと貼れる冷却シートなんて便利なものが
ありますが、しかしあれも嫌がる子供は数秒ではがしてしまいますよね。
もう、冷やさなきゃ熱が下がらないよ!!氷枕もいやがるし、どうしたらいいの!!と
泣きそうになってしまいますが、まぁ子供が元気に動き回れる程度の熱だったら、あきらめて
冷やさずにいてもさほど問題はないと思います。ただ、不機嫌でぐったりしているのに
頭を冷やすのを嫌がられると困ってしまいますね。
でも実は、人間の体で熱を下げるのに効果のある場所は、頭だけではないんです。
熱を下げるには、太い血管が集中しているところを冷やすのが一番効果的です。
たとえば、首筋や脇の下。熱のある時はこの部分も相当熱くなっているはずです。
脇の下を冷やすには、シートだとちょっと肌に負担が大きそう。そんなときは、よくケーキに
ついてくる「保冷剤」を使ってみましょう。ハンカチやおしぼりなどでくるんで、そっと脇の下に
はさんであげます。冷たすぎるか心配なら、下着の上からでもいいですね。
保冷剤が手に入らないときは、フィルムケースに水を入れて凍らせておくのもいいですよ。
10個20個と必要なものではないですから、冷凍庫で場所を取ることもないし、ぜひ
常備しておきましょう。いざというときに便利です!

食べない、飲まない、寝てくれない!どうしよう?
熱のあるときは大人だって食欲がないですよね。母乳やミルクが飲める子供ならそれで栄養は
取れますし、お医者様に状態を説明して、この程度なら大丈夫か?と確認しておきましょう。
吐いてしまうときはミルク系の飲み物を控えなくてはならないときもあるので、親だけで判断せず
かならずお医者様に相談しておくと安心だと思います。
水分は取ったほうがいいですね。発熱時に脱水症状を起こすと大変です。
それから、熱があるのに遊んじゃって休んでくれない!布団に寝てなきゃ治らないよぉ〜!
と頭を抱えてしまうこともありますよね。子供に「大事を取って休め」と言っても通じない、
そんなときは、動ける元気があるんだなと前向きに考えておきましょう。
ビデオを見せたり、絵本を読んであげたりと、静かな遊びを用意するのも一つの手ですね。