4章 カスタマイズ4-6モジュール関連

自作の関数(プロシージャ)を実行する


自作の関数プロシージャまたはSubプロシージャを各メニュー画面(Soraメニュー、処理(マクロ)メニュー、印刷メニュー)から実行することができます。
関数プロシージャとSubプロシージャはAccessでは違いが明白ですが、Soraの各メニュー画面から実行する場合、違いが見えません。Soraでは関数プロシージャを使うことにします。
Soraの各メニュー画面から実行する場合、関数プロシージャは値を引数で渡すことができますが、変数を渡すことはできません。Subプロシージャは引数を指定できません。
プロシージャは各メニュー画面の[Next処理]でも実行することができます。[Next処理]で実行する場合は、プロシージャをSoraマクロとして処理メニューに登録する必要があります。
編集終了時にマクロを実行(Next処理)
マクロ実行後処理(Next処理)
印刷後処理(Next処理)


<自作の関数プロシージャを作成する>
新しいプロシージャ画面
  1. 標準モジュールを作成する
    [データベースウィンドウ]の[モジュール]タブをクリックします。
    [新規作成]ボタンをクリックします。
  2. 関数プロシージャを作成する
    ツールバーの[モジュールの挿入]をクリックします。
    [新しいプロシージャ]フォームが表示します。
    1. [名前]
      プロシージャ名を入力します。
    2. [種類]
      Functionプロシージャをチェックします。
    3. [適用範囲]
      Publicプロシージャをチェックします。
    4. [OK]
      [OK]ボタンをクリックします。
  3. プロシージャにコードを追加します。

<Soraメニューに登録する>
Soraメニュー処理」の[属性]に新規のレコードを追加し、下記の内容を設定します。
  1. [連番]
    表示する順序(昇順)を設定します。
  2. [表示種別]
    Soraメニュー表示”を設定します。
  3. [頁数]
    メニューフォームに表示する頁を設定します。
  4. [項目名]
    メニューフォームのアイコンの表題を記述します。
  5. [説明]
    メニューフォームのアイコンの説明を記述します。
  6. [起動種別]
    Access基本機能”を選択します。
    実行する処理を表わします。
  7. [機能種別]
    ”モジュール”を選択します。
  8. [処理名]
    実行する関数名を記述します。
  9. [Next処理]
    空白にします。

<処理メニューに登録する>
Soraマクロ処理」の[属性]に新規のレコードを追加し、下記の内容を設定します。
  1. [連番]
    表示する順序(昇順)を設定します。
  2. [表示種別]
    処理メニュー表示”を設定します。
  3. [項目名]
    メニューの表題を記述します。
  4. [説明]
    メニューの説明を記述します。
  5. [起動種別]
    マクロ処理”を選択します。
    実行する処理を表わします。
  6. [機能種別]
    ”プロシージャ”を選択します。
  7. [主処理名]
    実行する関数名を記述します。
    一括処理の場合、レコードの件数分実行します。単処理の場合、1回実行します。
  8. [初期処理名]
    実行する関数名を記述します。
    主処理の前に1回実行します。一括処理、単処理に関係なく1回だけ実行したい場合[初期処理名]だけに実行する関数名を記述します。
  9. [後処理名]
    実行する関数名を記述します。
    主処理の後に1回実行します。
  10. [Next処理]
    空白にします。

<印刷メニューに登録する>
印刷書式処理」の[属性]に新規のレコードを追加し、下記の内容を設定します。
[表示種別]以外は上記<処理メニューに登録する>の内容と同一です。
  1. [表示種別]
    印刷メニュー表示”を設定します。