ひろみか☆PLAZAものがたりの部屋>サンタクロースの プレゼント(あとがき)


あとがきのようなひとりごと

「サンタクロースっているんでしょうか?」
この問いかけに関しては、アメリカのサン新聞社の社説があまりにも有名ですよね。
少女から届いた手紙に、社説欄でやさしく答えた新聞記者。
愛情あふれる文章、わたし、大好きです。

自分の娘達が、いつかこの疑問を抱くようになったら、上記の本を黙って差し出そう。
ずーっとそう思っていました。
わたしの子供はまだとてもちいさくて、サンタクロースの存在そのものも
よくわかっていないのですが・・・。

けれど、3歳の娘はだんだんサンタクロースのことをわかってきたようなので
去年のクリスマスに、娘の枕元にそっとプレゼントを置いてみたのです。
翌朝目覚めた娘の嬉しそうな表情といったら・・・!
それは、私たちがはじめてサンタクロースになった瞬間でした。

わたしは、サンタクロースになれた自分が嬉しくてしかたありませんでした。
そうです。また、うきうきどきどきするクリスマスが戻って来たのです。
この先何年間か、サンタ役としてスペシャルなクリスマスを楽しむことができるのです!
最愛の我が子の輝くような表情。こんな素敵なプレゼントをもらえる、
とても幸運なサンタクロースになれたのです!

この物語は、「サンタクロースな私」が、サンタの存在に悩む娘達をみたら
こんな魔法をかけてあげたいな、と思って、一気に書き上げた文章です。
ちょっと理屈っぽいです。サン新聞社の新聞記者よりずっと下手っぴぃです。
世界の名作にはなれそうもないですが、母である私の 精いっぱいの文章です。

皆様が、この物語を読むことで、自分のお子さんにサンタの存在をどう教えようか
ちらっとでも考えたりしてくれたら・・・とっても、嬉しいです。
最後まで読んでくれてどうもありがとう。

99年 初秋
ひろみか