下駄箱の中に、一通の手紙が入っていた。 「卒業式のあと、裏庭の樹の下で待っています」 これは!! 俺は、式の間中、うわの空だった。 あいつが俺を待っているなんて。あの伝説の樹の下で。 たとえ性格に多少難があるあいつでも、俺にとっては最高の天使だ。 ときめき学園に入ってよかった。 体育大会と修学旅行しか印象にない学生生活だったけれど、最後にこんな幸せな出来事があった。 「うれしい」 式が終わって、俺は走った。 俺を待つ、あいつの元へ。 あいつには、あなたのお相手の名前を入れてねvv いや、もうこれ以上枝葉を広げられなくってよ(苦笑) お疲れ様vv |