「やめろって言われると、もえるんだよ。俺は」
番長は、唇を舐めると、そのまま俺の下肢に顔を埋めた。
「はっ、ああっ……」
ねっとりと絡みつく舌の感触。暖かい口腔に含まれて、生まれて初めての感覚に内股が震えた。
「だっ、だめだ……もうっ」
我慢できない。
あっという間に達した俺をあざ笑うように見て、番長は、たった今俺が放ったそれを口の中から俺に向かって吐き出した。
「チェリーは、早すぎて困るな」
かちゃかちゃとぺルトをはずしながら、残酷な目で俺を見る。
俺は、その目を見つめ返した。
「そそるぜ、その顔」

そうして、俺の修学旅行は、忘れられない傷を俺の身体に刻んだのだった。



続く