1章 はじめるために

1-4 Accessの環境


  1. システム開発者のAccess環境
  2. Soraシステムのオプション初期値


<システム開発者のAccess環境>
システム開発者は、下記の設定をしてください。Soraシステム独自のオブジェクトが表示します。
  1. Access[Officeボタン]-[Accessのオプション]-[カレントデータベース]タブ-[ナビゲーションオプション]画面-[表示オプション]の下記チェックボックスをONにしてください。
    ・隠しオブジェクトの表示
    ・システムオブジェクトの表示
Soraシステムは、Accessを母体として動作しているため、Accessの操作環境に影響されます。Accessには、操作環境を変更するためのオプションがあります。
Access[Officeボタン]-[Accessのオプション]-[詳細設定]タブの「編集」では、各種の操作環境を変更できます。
[Enterキー入力後の動作]、[フィールド移動時の動作]、[方向キーの動作]等があります。


<Soraシステムのオプション初期値>
Soraシステムでは、Accessのオプションを独自に変更しています。変更内容を下記に示します。
  1. スタートアップフォーム(SoraStartUp)
    Soraシステムを始めて起動すると[スタートアップ]画面が表示します。[スタートアップ]画面では、下記のAccessオプションのチェックをONにします。
    Accessオプション画面を表示するには、Access[Officeボタン]-[Accessのオプション]をクリックします。
    1. [カレントデータベース]タブの[ナビゲーションオプション]の[隠しオブジェクトの表示]をチェックする。
    2. [カレントデータベース]タブの[ナビゲーションオプション]の[システムオブジェクトの表示]をチェックする。
    ユーザシステムを開発する場合は、[スタートアップフォーム]を起動時に表示しないようにし、上記のAccessオプションのチェックをOFFに変更してください。

    また、下記のAccessオプションをSoraのデフォルト指定として設定します。

    1. [詳細設定]タブの[表示]-[マクロデザイン]の[マクロ名]をチェックする。
    2. [詳細設定]タブの[表示]-[マクロデザイン]の[条件]をチェックする。
    3. [詳細設定]タブの[編集]-[Enterキー入力後の動作]の[次のフィールド]をチェックする。
    4. [詳細設定]タブの[編集]-[方向キーの動作]の[次のフィールド]をチェックする。
    5. [詳細設定]タブの[編集]-[フィールド移動時の動作]の[フィールドの最後に移動]をチェックする。
    6. [詳細設定]タブの[編集]-[先頭/最後のフィールドでカーソルを止める]をチェックする。
    7. [オブジェクトデザイナ]タブの[テーブルデザイン]-[インデックスを自動作成するフィールド]を空欄にする。

  2. Soraメニュー(SoraMenu)
    Soraシステムは、[Soraメニュー]から始まります。[Soraメニュー]は起動時に下記のAccessオプションを変更し、終了時に元に戻します。(マルチユーザ対応)
    1. [詳細設定]タブの[編集]-[詳細設定]の[既定の開くモード]の[共有モード]をチェック
    2. [詳細設定]タブの[編集]-[詳細設定]の[既定のレコードロック]の[編集済みレコード]をチェックする。