FOCUS

  オランダが生んだインターナショナルなプログレッシヴ・ロック・グループ「FOCUS」。 69 年結成。 イギリスを皮切りに日本、アメリカでも大ヒットし、海外で成功したヨーロッパ・ロックの先駆けとなる。 77 年解散。 そのサウンドはダイナミックなロック、ジャズにクラシックの素養を浸透させた、王朝風の品格漂うもの。 ギター、キーボードともに猛烈なテクニックを誇りつつ、メロディの美しさ、親しみやすさという点で傑出していた。


 Moving Waves

 
Thijis Van Leer keyboards, flute, vocals
Jan Akkerman guitars
Cyril Havermans bass
Pierre Van Der Linden drums

  71 年発表の第二作「Moving Waves」。 奇天烈さを強調した傑作である 1 曲目を除けば、叙情的なサウンドでいっぱいのロマンティックな内容といえるだろう。 美しく気品のあるメロディとクラシカルな構築性、タイトなジャズ/ロック・スピリッツが奇跡的に結びついた、インストゥルメンタル・ロックの大傑作である。 ギターは、マーシャル直結のナチュラル・ディストーション・トーンが魅力。 アコースティック・ギターのプレイもすばらしい。 キーボーディストは、オルガン、メロトロン、ピアノに加えてアクロバティックなフルートやヨーデルも操る。 本作にて FOCUS の名声は、一気に高まった。 71 年にして本家英国顔負けの音楽的完成度を誇る名盤。

  まずは、FOCUS の代名詞ともいえる、ヨーデルとバロック・オルガンをハードロックで煮込んだクレイジーな「Hocus Pocus」(6:24)。 豪快なテクニックで押し切り、すさまじい熱気をもつコミック・ソングすれすれの曲調を、雑多な吸収力をもつロックの性格の象徴として誇示する怪作である。 幸か不幸か、FOCUS といえばまずこの曲が浮かぶ。 ハードロックという観点では、DEEP PURPLE からの影響を、RAINBOW 辺りとともにネオ・クラシカルといった HR/HM へと引き継いだものの一つといえるかもしれない。

  2 曲目は、急転直下、アコースティック・ギターのクラシカルな響きと透き通るようなメロトロンが、失われしロマンをかきたてる小品「Le Clochard」(2:01)。 竪琴のような和音とセンチメンタルなトレモロが、胸を打つ。 この気品とエレガンスも FOCUS の特徴だ。

  3 曲目「Janis」(3:09)では、タイス・ヴァン・レアの得意技の一つであるフルートがフィーチュアされる。 クラシック、ジャズが微妙にとけあったアンサンブルが絶品。 メロディアス過ぎるフルートの多重録音ハーモニーによる哀愁あるテーマに酔いしれる。

  4 曲目は、泡立つ印象派風のピアノとヴォーカルのテーマにほのかなエキゾチズムが薫る「Moving Waves」(2:42)。 ピアノとアコースティック・ギター、ヴォーカルのみの演奏は、古代の記憶を呼び覚ます。

  5 曲目「Focus II」(4:03)は、バロック音楽とジャジーなポップスがブレンドされた代表作の一つ。 メローなテーマがすばらしい。 音楽の「フュージョン」の傑作であり、ナチュラル・トーンのギターの表現力に驚かされる作品だ。 CAMEL はおそらくこの音を聴いていたのでは。

  アルバム後半の「Eruption」(23:04)は、泣きのギターとオルガンが冴えわたる 20 分超のオムニバス幻想大作。 明快なメロディを巧みな緩急の変化で綴ってゆき、緊密なアンサンブルとワイルドなジャムを見せつける。 センスとしては、EL&P、特にキース・エマーソンに近いものを感じる。 中盤、あまりに印象的な「Tommy」のテーマは、SOLUTION のトム・バーレイジによるもの。 次作の「Anonymus Two」よりも、明快なエンタテインメント性(ハードロックらしいカッコよさということです)という点では、優れているだろう。

  ドラムスは、後に TRACE へ参加するピエール・ヴァン・ダー・リンデンが担当。 プロデュースはマイク・ヴァーノン。

(X2-13060)


 Focus 3

 
Thijis Van Leer keyboards, flute, vocals
Jan Akkerman guitars
Bert Ruiter bass
Pierre Van Der Linden drums

  72 年発表の第三作「Focus 3」。 アナログ二枚組。 CD 化に際して、LP 二枚目の A/B 面にまたがっていた「Anonymus Two」が一つにまとまったのがうれしい。また、初期の CD では、LP 二枚目 B 面のオリジナル・オランダ盤第一作にのみ収録されていた「In The House Of King」が、割愛されている。 (この初期のオランダ盤 CD はノイズがあるため、今なら紙ジャケット仕様の国内盤がいいと思います)
   クラシカルにしてジャジーなインストゥルメンタル・ロックの最高峰たる傑作アルバム。 全体に自由なセッション風の作りながらも、レイドバックした感じと鋭敏な音楽的感性がちょうどよくバランスしたのか、心地よいテンションと優美な癒しのトーンを備えた、一貫性ある聴き心地を与える内容になっている。 オルガンとギターのソロ、インタープレイを中心とした奔放な演奏は、常に優雅なメロディ・ラインをアンカーとしてまとまりを見せている。
  
  アルバムは「悪魔の呪文」とやや似た作風の「Round Goes The Gossip」(5:12)で幕を開ける。二匹目のドジョウではなく、あくまでこのグループのもつヴァーサタイルな面をさらりと示したと見るべきだろう。

  「Love Remembered」(2:50)は、すすり泣くフルートと星のささやきのようなシンセサイザーによるメランコリックな小品。 クラシカルにしてジャジー、そしてあくまでエレガントであり、英国の CAMEL を思わせる内容だ。

  3 曲目は、キュートでポップ、スマッシュ・ヒットとなった「Sylvia」(3:31)。ひょっとしてベートーベンか?と思わせる愛らしきテーマ、エレキギターの極上ナチュラル・トーン、タイトで小気味のいいリズムなどの魅力でいっぱいの代表曲の一つである。

  4 曲目は、「Carnival Fugue」(6:09)。アコースティック・ピアノ、アコースティック・ギター、ベースによる正統的な遁走曲は、次第にグルーヴを強め、ついにはカリプソ風のラテン・ロックへ。あり得ないほど大胆なのに許せてしまうのは、無邪気な天才のなせる業ならでは。グルーヴィな演奏の中に再びクラシカルなフレーズをよみがえらせるあたりもニクい。

  5 曲目は、ヴァイオリン奏法を用いたメランコリックなテーマが胸をうつ「Focus III」(6:05)。 前作の「Focus II」を継承するエレガントにしてドラマティックな傑作。 この後にポピュラー音楽界の一大潮流となる「ラテン・フュージョン」とは異なり、ロマンティックにして気品のある感性が息づく、真の意味での極上「フュージョン」サウンドといえるだろう。

  「Answers? Questions! Questions? Answers!」(13:48)は、ギターとオルガン、フルートがジャジーにおだやかに交歓を繰り広げる大作。 静けさの中に躍動感がある傑作だ。

  超大作「Anonymus Two」(26:24)では、トーキング・フルート、オルガン、ベース、ギター、ドラムとあらゆる楽器がソロを取りあい、最終的にスリリングなジャム・セッションへと進んでゆく。

   「Elspeth Of Nottingham」(3:10)は、アッカーマンの奏でるリュートとレールのフルート(リコーダーかもしれない)による典雅なルネッサンス音楽。
   ベーシストはバート・ロイターに交代。プロデュースはマイク・ヴァーノン。

(CDM 7 48861 2)


 Focus At The Rainbow

 
Thijis Van Leer keyboards, flute, vocals
Jan Akkerman guitars
Bert Ruiter bass
Pierre Van Der Linden drums

  73 年発表の四作目はライヴ・アルバム「Focus At The Rainbow」。 10 年ぶりくらいに聴いたのだが、やはりヤン・アッカーマンのギターに絶句。 これだけ弾けるとジャズ・フュージョン系へと向かいそうだが、クラシックの素養もあってかテク見せ一歩手前で踏みとどまっており、しっかり音量勝負も忘れていない。 このバカテク・ハードロック・ギターのスタイルは空前絶後、この人がダントツである。 さしたるエフェクトなしで、これだけ太く力強いトーンで泣きのフレーズを堂々と勝負するとはやはり只者ではないのだ。 一方、オルガンを弾いているときにフルートが吹けないレールのパフォーマンスは、かつて思ったほどはぶっ飛んでおらず、堅実さが印象的。 何にせよ、本作はライヴ・アルバムとしてロック名盤に必ず入るであろう傑作である。 ベスト・アルバムとしても重宝します。 プロデュースはマイク・ヴァーノン。

  「Focus III」のイントロは鳥肌もののオルガンとギターのアンサンブル。 このハモンド・オルガンとギターの音は、70 年代のプログレッシヴ・ロックの中でもトップクラスのいい音だと思う。 シンフォニック・ロックの小品として永遠に残るナンバーだ。

  「Answers? Questions? Questions? Answers?」は、アグレッシヴなギター・ハードロックの典型の一つ。 うねるような動きを見せるかと思えば、ビジーなフレーズをたたみかける。 自家薬篭中とはこのことだ。 エモーショナルな泣きのギターとクールなオルガンのからみに、しびれっぱなしだ。 フルート・ソロも、何か起こるのではというスリルを孕んで進む。 静々と流れるアンサンブルに、ギターだけが突出して速弾きを繰り広げる。 「楽曲」、「演奏」という次元を超えた、自由闊達なパフォーマンスのために用意された道場のようなイメージである。

  「Focus II」リリカルなオルガンが静かに和音を響かせつつ、次第に柔らかなメロディへと移ってゆく。 柔らかなタッチのギターもメロディを追い、リズムとともにラウドに盛り上がると、一気に演奏はタイトに変化してゆく。 ギターは、オクターヴ奏法で、メロウなテーマを繰り返す。 ドラムが舞台を用意し、オルガン、ギターがユニゾンやハーモニーでスリリングなパフォーマンスを見せる。 再び沈み込み、ギターがメランコリックに歌う。 陰と陽が入れかわりつつ進むものの、基本的には、メロディアスでソフトなアンサンブルである。 ただし、もう少しドラマティックな展開がほしかった。

  MC に続いて「Eruption」も、オルガンとギターによるクラシカルなデュオで幕を開ける。 小さなかけあいから一気にオルガンが走り、ギターとのせわしないユニゾンを決める。 ジャズロック的なスリルあふれる演奏だ。 攻めたてるオルガンとたたみかけるユニゾン。 一旦引いて、ヴァイオリン奏法による静かな演奏から、再び烈しいオルガンを経て、ジャジーでメロディアスなギター・ソロへと進む。 オルガンは柔らかく豊かである。 そして始まるギター・ソロ。 SANTANA 系の情感溢れるメロディ。 バッキングするオルガンもカッコいい。 静かなスキャット。
  スリリングなアンサンブルとアッカーマンのギターが存分に味わえる作品。 ソリッドな音色のメロディと速弾き、引きのヴァイオリン奏法など、典型的な 70 年代ロックギター・プレイであり、その頂点の一つである。 多くのギタリストに影響を与えていると思う。 レールのことを忘れそうになったが、彼のオルガンも押し/引きをうまく使っている。 静かなパートにおけるメローな味わいは、彼のプレイによるところが大きいだろう。

  なんだかんだいって期待は「Hocus Pocus」である。 懐かしの爆風スランプの「無理だ!」は、この曲に捧げられている(のかもしれない)。 圧巻のヨーデルとトーキング・フルート。 いわゆる「変さ」を超越した新たな世界が見えてくる。 この超越のための起爆剤は、間違いなく狂暴なアッカーマンのギターである。 オープニングのリフへ入るところのギター・カッティングは文句なくカッコいい。 そして一旦走り出したら、何があろうと止まらない。 アドレナリンが枯渇しても止まらない。 メンバー紹介もカッコいい。 当然だが「悪魔の呪文」というのはこのリフのこと。 キワモノ扱いされるが、ロックなんて元来キワモノなんだからいいじゃん、キワモノの究極で。

  「Sylvia」は、オルガンとギターの和音によるイントロから美しく親しみやすいテーマが飛び出してくる。 可憐な小品だ。 この愛らしきテーマは、数あるロックの作品中でも屈指、ひょっとするとジャズやクラシックを含めても、これだけキュートで爽やかなメロディはなかなかないかもしれない。 「エリーゼのために」にロックンロール・アレンジがあるように、何かクラシックの作品のアレンジなのではと思わせるくらい、格調もある愛すべき小品。 ちょっとコケるがご愛嬌。


  プログレには、あまりに複雑なために一度耳にしたくらいでは到底理解できないというイメージもあるのだが、本作はプログレ王道にして明快かつ美しいメロディとグルーヴィなノリもあるという、かなり斬新な内容である。 本作のオルガンとギターのアンサンブルは、クラシックとロックンロールの奇跡的な結合というべきものであり、両者のカッコよさがしっかりとアピールされている。 そして、スタジオ盤の精緻で気品ある演奏に、ライヴならではのエネルギッシュな魅力が加わっている。 この選曲内容であればベスト盤としても十分機能するだろう。
  考えてみれば、EL&P のようなキーボード・トリオにスーパー・ギタリストが加わったスーパーな編成であるだけに、「Hocus Pocus」にとどまらないもっと凄いインパクトの名曲/名演が、あってもいいはずである。 リズム・セクションの弱さ、またメンバーが安定しなかったことをはとても残念だ。 さて、この親しみやすいメロディを生むという特徴は、同国の SOLUTIONSUPER SISTER というグループにも共通している。 ダッチ・ロックの優れた伝統なのかもしれない。

(CP28-1049)

 Hamburger Concerto

 
Thijis Van Leer organ, piano, harpsichord, electric piano, flute, alto fulte, ARP synth, recorder, mellotron
 vibes, accordion, church organ, handclaps, voices, whistling
Jan Akkerman lute, timpani, handclaps, all guitars
Bert Ruiter bass, auto harp, triangles, chinese finger cymbals, handclaps, swiss bells
Colin Allen drums, conga, tambourine, castanets, cabasa, woodblock, chinese gong, timpani, handclaps, flexatone, cuica

  74 年発表の第五作「Hamburger Concerto」。 典雅なフルートとリュートの調べで幕を開ける本作は、多彩な曲想をクラシカルな音をメインにまとめあげた佳作。 音の種類や曲調の変化には富むものの、前作ほどは、息を呑むほどロマンティックなメロディも思わずゾッとするほど切れ味のいいギター・プレイも見られない。 そして、クラシカルだが張り詰めたような緊張感よりもリラックスした雰囲気がある。 おそらく、前作までで衒奇な表現を極めた後、ここではキーボード主体のクラシカルなオーソドキシーとロックのやんちゃさを改めてぶつけて初心に帰ったのではないだろうか。 したがって、ギターの役割は擬クラシック・アンサンブルの一員というよりは起爆剤であり、びっくり箱的な存在になっていて、それがこのレイドバック感につながっていると思う。 TRACE に近い音楽性といってもいいのだが、二流っぽく、野暮ったくならないのは、クラシカルな枠組みにシャンソンやジャズなど小粋なポップ・テイストを散りばめる手際が冴えているためだ。
   さて、新しいドラマーは、前任者に比べるとけれん味はないもののスクエアな安定感があり、クラシカルな演奏とは相性がいいようだ。 もっともリンデンの強引で個性的なドラムが、FOCUS のハイテンションのサウンドには似合っていたような気もする。 聴きものは、やはり B 面を占める表題大作。 英国バロック調をテーマに、エキゾチズムも漂わせて、ゆったりと綴られる奇想曲である。 ヴォーカル・パフォーマンスは、ヨーデルばかりか、リチャード・シンクレアやクラウス・ベラスキスもあり。 終盤のムーグ・シンセサイザー、メロトロンの高まりこそは、まさしくプログレッシヴ・ロックの醍醐味ではないだろうか。 また 快調な 2 曲目は、コロ助ロックの元ネタかもしれない。アッカーマンの弾き飛ばすようなアドリヴが印象的だ。
  クラシカル・ロックの名品ではあるのだが、全体に研ぎ澄まされたような緊張感や構築美は感じられず、おだやかでストレートな印象を与える作品である。ひょっとすると、レールとアッカーマンの力関係にも因るのだろうか。 この頃来日も果たしている。 プロデュースはマイク・ヴァーノン。

  「Deliteae Musicae」(1:11)
  「Harem Scarem」(5:50)シングル・カット。
  「La Cathedrale De Strasbourg」(4:58)
  「Birth」(7:44)
  「Hamburger Concert」(20:17)
  「Bearly Birth」(2:55)ボーナス・トラック。シングル B 面。 ボーナス・トラックには珍しく、あたかもコンチェルトのカーテンコールのような位置にあり、きわめて自然に受け取ることができる。

(MP 2385)

 Focus Con Proby

 
Thijis Van Leer keyboards, flute, vocals
Bert Ruiter bass
Philip Catherine electric & acoustic guitars
Eef Albers guitars
Steve Smith drums
P.J.Proby vocals

  77 年発表のラスト・アルバム「Focus Con Proby」。 ヤン・アッカーマン脱退後、新たなメンバーで録音されたグループ最後の作品。 ジャズ・ギタリストのフィリップ・カテリンとイーフ・アルバース、JOURNEY 加入直前のスティーヴ・スミスを迎え、さらに初めて専任のヴォーカリスト、アメリカ人のベテラン・シンガーの P.J.プロビーを加えて心機一転を図った。 内容は、ギター・オリエンテッドなジャズロックから R&B テイストのポップ・バラード、ユーモラスなひねりのある歌もの(「Tokyo Rose」は「Hocus Pocus」や「Round Goes The Gossip」と同列になる作品だと思う)、得意のクラシカルなナンバーまで、バラエティに富むが、一番目を惹くのは、やはりギターが主役を張るスリリングなジャズロックだろう。 フュージョン・タッチの歌ものアルバムといってしまうとそれまでだが、今までの作風もこの洒落たサウンドの中に息づいている。 ブラームスの弦楽六重奏のロマンティックなテーマを用いた作品では、クラシックとジャズ、ロックが巧みにブレンドされ、全盛期を思わせる仕上がりを見せている。 名手によるギターはもちろん技巧的にしてメロディもよく歌わせているのだが(ややジャズ寄り)、そればかりか、ギターとピアノ、シンセサイザーのコンビネーションも全盛期と同じである。 そして、郷愁を誘うあのメロディ・ラインも健在だ。 大幅なメンバー交代を経たことを考えれば、この出来映えはかなりのものでしょう。 B 面のインスト大作「Maximum」がもう少し弾けていれば名盤の評価があったかもしれない。 プロデュースはイ・デ・ヨング。

(CDM 7 48339 2)

  うれしナツかし「Focus」だ。 「Sylvia」は、恥ずかしながら僕も練習しました。 今回日本盤のライナーノーツ読んでいて、気づいたことがある。 僕は、Thijis Van Leer のファースト・ネームを「タイス」だと思っていたのだが、ライナーノーツには「ティッジス」と書いてある。 記憶が正しければ昔のライナーには「タイス・ヴァン・レアー」とあったぞと思いつつ、ライナーを最後まで読んで見ると、ちゃんと注意書きがある。 以前はそう呼んでいたが、今回より原語の発音に忠実な表記の「ティッジス・ファン・レール」にしたそうだ。 これではほぼ別人である。 ともあれ、ハードロックなのかプログレなのかよく分からないまま「Hocus Pocus」でぶっ飛ばされていた頃が、とても懐かしい。


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