イタリアのジャズロック・グループ「AGORA」。74 年結成。作品は ATLANTIC からの二枚。デビュー作はなんとモントルー・ジャズ・フェスティバルの実況盤。78 年解散。 「Agora」はギリシャ語で「広場」の意。
| Roberto Bacchiocchi | keyboards, vocals |
| Ovidio Urbani | sax |
| Renato Gasparini | guitar, vocals |
| Paolo Colafrancesco | bass,vocals |
| Mauro Mencaroni | drums, vocals |
76 年発表のアルバム「Live in Montreux 」。
スイスでのモンタレー・ジャズ・フェスティバルからのライヴ録音。
内容は、メロディアスでファンタジックなジャズロック。
ジャズロックではあるが、アメリカ流のファンキーさは抑えて、清廉なロマンティシズムをもつ英国風のリリカルな世界を創出している。
「ヴァイオリンのない ARTI+MESTIERI」もしくは「明るい BRAND X」といえばニュアンスは伝わるかもしれない。
演奏は、サックスとギターのリードするメロディアスなメイン・パートを、多彩なキーボードやスキャット、ソロでアクセントをつけてゆくスタイル。
なめらかなギター、サックスとふわふわと湧き立つようなエレクトリック・ピアノのコンビネーションがいい。
流れるようなユニゾンや速弾きソロなど、かなりの技巧派であることは間違いないが、あくまで流麗なハーモニーとアンサンブルを重視している。
ライヴにしてこれだけの丁寧さというところが驚きだ。
それでいて、出るべきところではきっちり鋭いプレイで前面に出て行っている。
2、3曲目にまたがる大作が、LP の時間制約のために A、B 面に分断されているのが残念。
BTF からの CD ではどうなっているのでしょう。
「Penetrazione」(5:20)
「Serra S. Querico pt 1」(8:33)
「Serra S. Querico pt 2」(6:40)
「Acqua Celeste」(6:00)
「Porto Di Ovidio」(5:24)
(ATLANTIC 50171)