Dr.Tは肝芽腫の会設立時に小児がん専門医としてアドバイザーを引き受けて下さっていた医師です。
本名は「豊田恭徳(とよだやすのり)」。神奈川県立こども医療センター腫瘍科部長でした。
2001年に自らも大腸がんに罹り、会の設立当時はすでに再発の手術を終えて化学療法中でしたが、協力を快く引き受けてくださり、勤務も休むことなく小児がんの子どもたちを診続け、会にも積極的に参加して私たちを支えてくださいました。

診察で会話する以外に医師が何を考えどう感じているのかを私たちは知る機会がほとんどありません。
もちろん医師と言えども考え方感じ方は千差万別ですからすべてを知るというのは不可能ですが、長年小児がんの子供たちを診てきた医師の一人として、また医師を離れた個人としてDr.Tにその想いをつづってもらいました

残念ながらDr.Tは2004年4月20日に旅立たれました。
昨今は「医師の質」を問われる問題が多かったり、また腕がよくても「ドクハラ」などという論外な医師の話も聞いたりしますが、一方では、小児がんの子どもに限らず「人」を治すために一生懸命頑張っているこういう医師がいたこと、また現在もそういった医師たちが大勢頑張ってくれていることを忘れてはなりません。

よりよい医療と言うものは医療者側からの一方通行ではなく、患者や家族からのフィードバックによって高められるということが言われてきています。肝芽腫のように発症率の低い病気の場合は特に必要なことだと思います。Dr.Tは旅立たれましたが、後を引き継いで下さっている協力医とともにこれからも肝芽腫の子を持つ親のサポートを自分自身も含めてお互いに助けたり助けられたりしながら続けていきたいと思います。        (2008.1更新  肝芽腫の会代表)

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